グリセリンとニキビ

先日、娘と手作りコスメの話をしていたら、「グリセリンはニキビに良くないから・・・」と言っていました。

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手作りコスメ

保湿できて安価なため、化粧品の成分によく使用されるグリセリン。ですが、どうやらある種のニキビにはあまりよろしくないようで…

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ニキビの原因

ニキビができる原因は皮脂分泌の増加・毛穴のつまり・アクネ菌の増殖が関係している。

皮脂の分泌が盛んになる

ストレスや思春期に活性化する性ホルモンの分泌が原因で、性ホルモンのバランスが崩れ、毛穴の奥の皮脂腺から皮脂が分泌過剰になることが、ニキビの原因の一つ。

毛穴がつまる

肌の細胞は、一定周期ごとに生まれ変わります(ターンオーバー機能)。それが乱れると、毛穴の出口の角層がはがれずにとどまり、厚くなって出口をふさぐようになる。

アクネ菌が増殖する

肌の常在菌アクネ菌は、毛穴がつまり、皮脂が充満した中で増える。これが炎症を引き起こし、赤ニキビになる。

ニキビの種類

炎症のないニキビ

  • マイクロコメド(微小面ぽう)

目に見えない段階。毛穴の出口が狭くなり、皮脂がつまり始めた状態。

  • 白ニキビ

皮脂が毛穴につまった状態。ポツンとした小さな白い点に見える。皮膚の内側では、毛包(もうほう)が広がるとともに、アクネ菌が増え始める。

  • 黒ニキビ

白ニキビの毛穴が開き、メラニン色素や酸化された皮脂などによって黒く見える状態。

炎症を起こしたニキビ

  • 赤ニキビ

コメドが悪化し、炎症が起きた状態。毛包(もうほう)では、増殖したアクネ菌が盛んに活動中。炎症を引き起こすさまざまな物質が、つくられている。

  • 黄ニキビ

赤ニキビがさらに悪化し、炎症が激しくなった状態。てっぺんに黄色い膿(うみ)が見えるため、黄ニキビといわれる。皮膚の内側では、アクネ菌が作った酵素のリパーゼが、薄くなった毛包(もうほう)の壁を壊し、炎症を起こす物質が一気に毛包の外へでて炎症がまわりに広がる。重症化すると、ニキビ痕(あと)ができてしまうおそれも。

グリセリンとは

もともと肌の表面に存在している成分で、肌への刺激がほとんどないとされている。

安全で安価な成分だから多くの化粧品に配合されている。

刺激が少なく保湿力が高いので、乾燥肌や敏感肌の方には、特におすすめの成分。

グリセリンはニキビを悪化させるのか

グリセリンは、ニキビの原因であるアクネ菌の餌になり、アクネ菌を増殖させてしまうことがある。

また、グリセリン配合の化粧品は保湿力が高く、肌がべたつきやすくなる。そのべたついた肌についた肌についた埃などが刺激となり、ニキビが悪化してしまうケースも。

・ニキビができやすいオイリー肌
・思春期ニキビができやすい肌

上記に当てはまる人は、過剰な皮脂分泌が原因でニキビができるケースが多いので、グリセリンが入っていないさっぱりとした化粧品でケアすることで、ニキビが改善できる可能性がある。

グリセリンフリーの化粧品

グリセリンフリーの化粧品がある。

ただし、肌の乾燥を補うために皮脂量が増加することで発生する大人ニキビには、グリセリンフリーの化粧品は、余計に肌が乾燥して皮脂分泌が過剰になり、ニキビが増えてしまうリスクがあるので注意。

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